貴方は、「娼年」を見たか?そして、松坂桃李の「過激な濡れ場」シーンを見たか?
結論から言おう。
必見である。
では、以下に必見の理由を述べることとしたい。
1 西岡徳馬の重厚な存在感
まず、西岡徳馬が不能なのである。
もちろん、役柄上であってプライベートの西岡徳馬氏が不能かどうかは相当どうでもいい。
顔つきだけ見ると、全然まだまだ現役でいけそうではある。
今から約30年前、「東京ラブストーリー」でカンチ(織田裕二)の上司でちょい悪オヤジ感満々であった。
うっかりしてると、部下の彼女でも手をだしかねない空気感を醸し出していた。
当時のバブル感もあったのだろう。
そんな徳馬が不能である。
なんというか身につまされる。
気持ちが先行しても体が追いついていかない年頃になったかと。
そんな徳馬の若妻に襲い掛かる、松坂桃李。
もちろん、夫妻合意のうえだが、老人VS若人。
妻を抱かれながら、屈辱に打ち震え、徳馬はセルフ・プレジャー。
ん?
セルフ・プレジャー?
徳馬VS桃李の性に関する戦いは、どっちが勝者でどっちが敗者か。
いや、そもそも、この設定は戦いではなかったはず。
視聴している俺が、勝手に徳馬を応援していただけだった。
ドラマが盛り上がるのはわき役がしっかりしているとき。
徳馬は、十分にいい働きをしていた。
2 R18+指定映画とAVとの境界線の曖昧さ
当然のR18+指定映画である。
しかし、である。
その他のVODのR18+映画を鑑賞していて思うのは、もうAVとあまり変わりがないな、と。
演じているのがドラマに出演する俳優なのか、AVのみの男優・女優なのか。
そもそもAV女優等も自分を主にしたYOUTUBEが活況を呈している。
これらは、決してアダルト風味ではなく、視聴者との距離感を縮めるような日常を明るく開放しているような内容が多い。
要は、AV側もダークサイドから表の世界に普通に出現しているのだ。
そして、映画とAVとの垣根がPCやTVでAmazon Prime等を通すことによって媒体も一元管理されてしまい、ほぼ、境界が見えなくなってきているのだ。
そういう視点からすれば、桃李は良きAV男優であり、また、良き映画俳優であるのだ。
3 まとめ
視聴者の立場からすれば、発信サイドの区分はどうでもよくなっており、要は見る価値を提供してくれるかどうかである。
この点、娼年は十分に見ごたえのあるAVであり、また、映画であった。
桃李君には、結婚後、あらためてこの領域に挑戦していただきたいものである。
勿論、西岡徳馬氏もである。