Amazon Prime VideoでR15+指定である。
公開された2020年は、主役の一人である二階堂ふみがNHK朝ドラ「エール」で窪田正孝演じる主人公の妻でずっと登場していた。
それ以前だと2018年の大河ドラマ「西郷どん」で、西郷隆盛が島流しにあったときの島での妻、愛加那を演じていた。
二階堂ふみは、NHKが好むタイプか。
そう思っていた。
そんな、二階堂ふみが「ばるぼら」を演じるという。どこまで、できるのだろうか。
それは杞憂であった。
想定をはるかに上回る大活躍である。
大体、SMAPの稲垣吾郎を指名したというのも話題になった。
よく考えてみるとすごい話である。
時の中華皇帝並みである。
稲垣吾郎は、映画をダシに二階堂ふみに抱かれたというところか。
たしかに稲垣は草食系であるような気がする。
二階堂に食われたわけである。
ドラマでは比較的クリーンなイメージの二人が、映画という閉ざされた世界で思い切った演技をしているのが好ましい。
一度は見ていて損は無いと思う。
ちなみに、「ばるぼら」と聞くと西武新宿駅前のばるぼらを想い出したら、なかなか行動範囲が広い人だ。
雑居ビルのELVを上がり、ゴージャスな待合室でおしぼりと麦茶を出されたことを想い出す。
良き思い出である。これは、映画と全く関係ない話だ。